えごま栽培を始めるまで

 えごまの栽培にたどり着く前に、私は、周りを山に囲まれた山間部の耕作放棄地を父から譲り受け、開墾するところからスタートしました。農業は全くの素人だったので、勉強するところからのスタートです。美作県民局から紹介してもらった農業大学校で花卉の栽培の講義を受けたり、備中県民局の紹介でトマトの栽培を学んだりしたこともありました。

何を栽培するか色々考えた結果、あまり資金のかからない作物で健康に良いものということで、えごまの栽培にたどり着きました。美咲町のえごま栽培実践隊の組織にも入れていただき、えごま栽培のノウハウを教えてもらいました。最初10アールだけ栽培してみました。50㎏ほど収穫でき、種子の販売ができたのでうれしかったです。

多実農産「ハモリタブランドえごま油」の誕生まで

 栽培を初めて2年が過ぎた頃、久米南町産のえごまは美咲町のえごま油には入っていないということが分かり、大ショックでした。自分が作ったえごまは一体どこへ行ったのか?

国産で他のどこかへ行っているとのことでした。

これはもう自分でするしかないと思い、私の作ったえごまを搾油してくれるところを探しました。日本全国のえごま栽培の盛んな地域の中から、島根県川本町《アグリムーン》に決めました。茨城県から移住されてきた若いご夫婦の方にお願いをして、油に搾ってもらうことにしました。やっと多実農産のえごま油ができ、感無量でした。

原料の生産から製品の販売までの6次産業化に取り組むようになった経過です。

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身体に大切な必須脂肪酸
「オメガ3/α-リノレン酸」を
豊富に含んでいます。

 「えごま」とはシソ科の植物で、その種子から搾った油「えごま油」は、体内で生成できない必須脂肪酸「オメガ3/α-リノレン酸」という成分を含んでいます。
 オメガ3/α-リノレン酸は、摂取すると体内でDHAやEPAの脂肪酸に変わるため、『畑の青魚』と言われます。
 このえごま油は、美咲町で栽培されたえごまを使用して作られており、純国産の高品質な製品になりました。自社でえごまを生産し、美咲町えごま栽培実践隊で集荷した後、福島県二本松市で製油した久米郡発のえごま油です。
 においや臭みはなく食べやすいので、サラダのドレッシング・和え物・納豆にかける・味噌汁にたらす・生でそのままスプーンに一杯・牛乳と混ぜて飲む等の食べ方があります。
 熱に弱いという性質があるので、生食をお勧めします。また、高温多湿・直射日光を避けて保存してください。

純国産えごま油

「ハモリタのえごま油」は、岡山県美咲町や久米南町でていねいに栽培された農薬不使用で​

安心安全な純国産のえごまを使用しています。

畑の青魚と呼ばれています

摂取するとDHAやEPAに変わる体内で生成できない必須脂肪酸「オメガ3/α‐リノレン酸」

成分を約60%を含有。

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〈えごま油について〉

ハモリタブランドえごま油の商品名は、《タミーさんのえごま油》です。

 厳重に衛生管理された加工室で、低温圧搾法による搾油をしてもらっています。熱を加えていないコールドプレスでの搾油なので、栄養価が損なわれません。

(株)環境理化学研究所調べでは、オメガ3-αリノレン酸が61.7%含有とのことでした。

ちょっと値段が高めですが、それには加工の工程が大変であるという理由があります。

〈えごまの種子が油になるまで〉

​タミーさんのえごま油

​(113ml)

¥2,700(税込)

・3月頃から畑の準備を始める。(草刈りや堆肥を蒔く)

・4月~5月頃何度も畑をトラクターで耕運する

・種を1粒ずつトレイに植えて苗を育てる。

・6月初め苗を定植する。

・7月えごまの畝の間を耕して根を張りやすくする。(中うち)

・摘芯(えごまの一番上を切って枝を増やしていくと収穫量が増える。)

・8月末~9月初めに花が咲き、実がつき始める。

・10月初め頃、葉が黄色になりかけた頃、刈り取って束ねたえごまを立てかけて

 10日ほど乾かす。

・ブルーシートの上でたたき、種を落として集める。

・唐箕にかけて種とごみを選別していく。2,3回繰り返す。

・黒いシートに広げて10日ほど乾かす。(天日干し)→小さい虫が高温で逃げていく。

・米袋に入れて保冷庫で保管しておく。

・収穫した種子を4,5回ほど洗浄し、きれいになったら脱水して1週間ほど天日で乾かす。

 (機械乾燥なら10時間)

・計量して搾油に出す。

・ビンに封入し、ラベルを貼って出荷する。完成は12月末頃。

*広い畑であればえごま専用の大型コンバインで収穫できるのですが、コンバインが通れる広い道路や広い畑の入り口がないと機械化はできないのが現状です。 

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食べ方の一例

○納豆にかける

 ・最初に納豆とたれを良くかき混ぜてほぐしておく。

 ・鰹節、ネギの小口切り、味付けきざみのり、だし醤油、みりん少々を加えてよく混ぜる。

 ・えごま油を加えてかき混ぜる。そのままでも温かいご飯に載せて食べても良くなじんで美味しい.

○おひたしにかける

 ・ほうれん草を洗ってゆでる。

 ・3㎝ほどの長さに切り、水気を良く絞る。

 ・だし醤油、えごま油を振りかけて軽く混ぜる。

 ・お好みでしらす干しや干しえびを加えても美味しい。

○味噌汁にかける

 ・出来上がった味噌汁をお椀につぎ、ティースプーンに1杯のえごま油ををそのままかけていただく。

○しゃぶしゃぶのたれ

 ・大根おろし、酢、醤油、ゆず果汁を混ぜてたれを作る。

 ・えごま油をティースプーン1杯加えてよく混ぜる。

 ・まろやかで美味しい。

○基本のカルパッチョソース

 《材料と作り方》

 ・えごま油大さじ2 レモン果汁大1 しょうゆ大2  塩小1/3  

  おろしにんにく小1/4 こしょう少々

 ・すべての材料をボールに入れ、よく混ぜる   

 

《カルパッチョソースを使ったメニュー》

〇ローストビーフのカルパッチョソースがけ(2人分)

   ・器にローストビーフ200g、べビーリーフ1/2袋をもり、

    粉チーズ(適量)をふる

   ・カルパッチョソースをかけて食べる。

〇応用編

   ・サーモンやタイのお刺身、トマト、カイワレ大根などに

    カルパッチョソースをかける。

   ・ホタテ、蒸しナス、エビ、マグロ、サニーレタスなどにカルパッチョソースを

    かける。

きゅうりの酢の物(3人分)

   《材料と作り方》

   ・きゅうり2本 シーチキン50~70g(小1缶) 酢大1 みりん少々 砂糖小1 

    塩少々 えごま油ティースプーン2杯 

   ・きゅうりを薄く切り、塩を振ってしんなりするまでもむ。

   ・きゅうりを良く洗って水気を絞る。

   ・ボールにきゅうり、酢、砂糖、みりん、シーチキン、えごま油を入れ、

    よく混ぜて器に盛りつける。

 

《その他の食べ方》

・納豆にかける ・おひたしにかける ・みそ汁に垂らす ・えごま油に塩を少し入れて食事パンにつけて食べる(あれば岩塩が望ましい) ・サラダにかける ・なべ物のたれに加える(しゃぶしゃぶのたれ)・・・大根おろし、酢、レモンまたはゆず果汁、えごま油、しょうゆ) ・湯豆腐のたれにかける ・酢の物にかける ・など